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〈情報番号7002〉 脳卒中について
医療法人 医仁会中村記念病院
診療部長 中川原 譲二先生
Q; こちらでは、脳卒中について、中村記念病院/診療部長/中川原 譲二先生にお話を伺います。
先生、脳卒中というのはどの様な病気なのでしょうか・・・?
A; はい・・。これは、単独の病名ではなく、脳の血管に由来する病気のうち、突然、意識障害や、運動マヒなどが出現するものを総称して、脳卒中と言っております。
脳卒中の「卒」は突然、そして「中」は、あたると言う意味で、まさに、症状が突然現れるのが特徴です。その原因としては、脳の動脈から出血するものと、脳の動脈が詰まったり、狭くなったりする、いわゆる閉塞によるものの二つが考えられます。
脳動脈からの出血は、脳内出血とクモ膜下出血がありますが、脳内出血は、脳内の細動脈が破綻するもので、高血圧症の人に多く見られます。脳内出血は、突然手足が動かなくなったり、意識が悪くなるのが特徴ですが、最初は意識があっても、出血が増大して、意識がなくなることがあります。
一方、クモ膜下出血は、脳底の太い動脈にできた動脈瘤の破裂によるものが多く、突然、激しい頭痛に襲われて、吐いたり意識障害が出現します。この病気は、短時間に再破裂を繰り返し、急死することもあります。
Q; 先生、脳動脈の閉塞には、どの様な病気があるのでしょうか・・・・?
A; これには、脳塞栓症と、脳血栓症の二つの型があります。脳塞栓症というのは、心臓や大動脈にできた血液の塊が、脳の動脈に飛んでいって詰まらせるもので、不整脈など、心臓病を持っている方に多く見られ、 脳卒中症状が急激に現れます。
一方、脳血栓症は、脳動脈自体が動脈硬化によって閉塞するので、高齢者で、糖尿病や高血圧を持っている方に多く、言語障害や運動マヒのほかに、シビレ、めまいや視野・視力障害などといった症状が見られます。
Q; どの様なことに気を付けたらよいのでしょうか・・・?
A; 脳卒中には、心臓病や糖尿病、高血圧などが原因となるものが少なくないので、このような病気を持っている方は、その治療を確実に行うことが大切です。 また、脳血栓症では病気の前兆として、数分間か数時間の軽い言語障害や運動マヒなどが一時的に起こるものもありますので、 このような時にはできるだけ早く、専門医に診てもらって下さい。 そして、ひとたび脳卒中の症状が見られた場合には、救急車を呼ぶなどして一刻も早く、設備の整った脳神経外科、または脳卒中診療部を受診することです。
Q; ありがとうございました。 皆様も充分気を付けて下さい。
お話は、 中村記念病院/診療部長/中川原譲二先生でした。
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