情報番号7003めまいについて


医療法人 医仁会中村記念病院
主任医長 田中 千春先生


Q; こちらでは、めまいについて、中村記念病院/神経内科主任医長/田中千春先生に、お話をお伺いします。

先生・・、宜しくお願い致します。



A; はい・・。 めまいは、患者さんが訴える症状の中でも多いものの一つですが、「めまい」と言っても、その内容は色々です。よく聞いてみると、くるくると自分や周りが回っているような感じがするとか、気が遠くなる感じ、歩くときにふらふらすると感じたり、頭がボーッとする感じのことなど、人によって様々です。従って、患者さんが訴えているめまいとは、どのようなものかを聞いて、それがどこの異常から生じているのかを考えていくことから始まります。ですから、一口に「めまい」と言っても、様々な診療科が関係してきます。



Q; どのような原因があるのでしょうか・・?



A; 患者さんが訴えるめまいの内容には、自分がくるくると回る感じがするとか、横に動く様な感じがする、あるいは、周りが回ったり動くような感じがする、というものがあります。 これは耳の奥にある、頭の動きや回転を感じる前庭神経というところが、何か病気になる場合と、そこから通じている、 頭の平衡感覚の調節をしている所が病気になるために起きる症状です。

耳の病気が原因になるものには、朝起きたときに頭を動かすときだけに起きる、良性発作性頭位変換めまいという病気があります。また、ぐるぐると回るめまいが、比較的急に起きる、前庭神経炎という耳の病気もあります。

頭の病気で考えられるのは、 脳の血管の細い部分の血液の流れが悪くなって起こるめまいや、 脳の血管が詰まって脳梗塞を起こしたり、脳の血管が破れて脳出血を起こすことで、 ぐるぐると回る感じのめまいが起きることがあります。

気が遠くなるようなめまいは、急に立ったときに血圧が下がったり、心臓の病気で十分な血液が脳にいかなくなる事が原因として考えられます。

歩くときにふらつくというのは、脚の力が入りにくい状態があったり、体のバランスや歩く上での神経の調節がうまくいかないために起きるもので、脳梗塞、脳腫瘍、パーキンソン病などの病気が考えられます。他には、精神的な不安感が強いときなどにも、ふらふらとしたり、気が遠くなるような感じがすることがあります。



Q; めまいの原因を探る検査や治療は、どのように進めていくのでしょうか・・・?



A; 今言ったように、めまいと言っても、その内容は様々です。それぞれの原因によって、神経内科、脳神経外科、神経耳鼻科、循環器内科、精神神経科などが治療にあたります。

神経内科では、めまいの内容をよく聞いて、めまいの状態を詳しく診察し、それに応じて頭の断層写真を撮ったり、必要な検査を進めていきます。 また、めまいを訴える患者さんは、めまいがあることによって不安が強くなり、めまいの症状が更に強くなるという傾向もありますが、めまいの中には重篤な病気の前触れのことや、命にかかわる病気の場合もあります。

いずれにしても、めまいを感じたら、神経内科、脳外科、神経耳鼻科を受診して診断を受けることが大事なことです。



Q; ありがとうございました。    

お話は、中村記念病院/外科医長/田中 千春先生 でした。





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