情報番号7005開腹しない胆石の手術


医療法人社団 札幌外科記念病院
長内 宏之先生


Q; 本日は、お腹をほとんど切らずに胆嚢を摘出する手術について、
札幌外科記念病院/長内宏之先生にお話をお伺いします。
先生、宜しくお願いいたします。



A; この手術は、一般には腹腔鏡下手術と呼ばれており、フランスで発表されて以来、欧米ではすでに80%以上の割合で行われています。 日本でも最近急速に普及して、胆嚢の摘出手術では主流になりつつあります。



Q; 手術はどのようにするのですか・・?難しいのでしょうか・・?



A; 今までの手術は、おなかを15センチから16センチ位切って胆嚢を摘出していました。 しかし、腹腔鏡下手術では、おへそに内視鏡、おなかの上の方に鉗子や電気メスなどを入れるための小さな穴を数カ所開け、そして、ビデオカメラを超小型にしたような内視鏡を通しておなかの患部をモニターで映し出し、 それを見ながら、鉗子などを操作して胆嚢を取り出します。最近では、画像の精度も高く、鉗子機器も進歩し、糸と針を使わない縫合機器も登場して来ましたので、それほど難しくはありませんし、安全に手術を行えます。



Q; これまでの手術と比べて、どの様な特徴がありますか・・?



A; はい・・、まず、おなかを余り切らなくて済みますし、傷跡もほとんど残りません。手術の翌日から普通の食事がとれ、動くことが自由にできるほど、患者さんの負担が少なくて済みます。 それに、回復がとても早いので、入院日数もこれまでの手術の5分の1で、社会復帰するにも一週間ほどで仕事を再開することができます。



Q; 先生・・、胆嚢は切り取っても心配ないのでしょうか・・?



A; 胆嚢の病気で多いのが胆石です。治療法としては、薬を使って溶かしたり、音波による衝撃波で結石を砕く方法がありますが、昔から根治的治療としては、胆嚢を摘出するのが良いとされています。 胆嚢は盲腸と同じように、摘出してもほとんど体に影響はありません。



Q; 先生、どうもありがとうございました。

お話は、札幌外科記念病院/長内宏之先生でした。




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