情報番号7011アルコール依存症について


医療法人耕仁会 札幌太田病院
理事長 院長 太田 耕平先生


Q; こちらでは、アルコール依存症について、
札幌太田病院/院長/太田耕平先生にお話を伺います。
先生、宜しくお願いいたします。



A; はい・・。アルコール依存症とは、以前、慢性のアルコール中毒症と呼ばれていたものですが、原因は習慣的な飲酒で、毎日、日本酒3合を10年くらい飲み続けると依存症になると言われています。依存症になると、お酒をやめることができなくなり、飲まないでいると、禁断症状が出たりします。そのほか、酔ってケガを繰り返したり、お酒のために職を失う、隠れ酒をする、酔うと人が変わったり、記憶がない、乱暴になる、・・なども依存症を疑うことができます。



Q; 禁断症状とはどんなものでしょうか・・?



A; それは、離脱症状と言い、お酒を飲まないと手がふるえたり、汗をかく、眠れない、そしてイライラしたりケイレン発作などを起こしたりします。そのほか、精神的なものとして、幻聴や嫉妬妄想、アルコール性痴呆などがあり、糖尿病を始め、心臓、肝臓、胃腸などの内科的合併症もよく見られます。また、家庭内不和や離婚、失業、また、子供の非行の原因にもなり、本人も社会的に脱落してしまうなど、悲惨な状態になってしまいます。



Q; 治療はどのようにおこなうのですか・・?



A; 完全にお酒をやめて貰うことが、治療の重要な目的です。初期であれば、通院と教育、断酒会への参加、薬の服用で良くなります。重症であれば、専門病棟に入院して貰い、精神療法と教育を中心に治療を行って、退院後は定期的な通院と断酒会への参加、薬の服用を続けることを強く指導します。治療には大変な根気が必要になります。医者やケースワーカー、そして、家族の協力も大切で、本人の性格改善や人格を成長させることもポイントですが、とにかく、お酒を完全にやめること以外に、依存症を治す方法がないと言っても過言ではありません。正しく治療すれば必ず治りますので、先ず、ご家族が酒害相談に来られることが早期治療の道ではないでしょうか。



Q; ありがとうございました。 お話は、札幌太田病院/院長/太田耕平先生でした。







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