〈情報番号7016〉 頭部疾患の予防と脳ドック |
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| 医療法人秀友会 札幌秀友会病院 院長 藤原 秀俊先生 |
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| Q; | こちらでは、頭部の精密検診・脳ドックについて、 脳神経外科の札幌秀友会病院/院長/藤原秀俊先生にお話を伺います。 先生、宜しくお願いいたします。 |
| A; | はい・・。脳ドックは首から上の部分、主に頭部を、高度な精密機械を駆使して、脳などに異常がないかどうかを詳しく調べる精密検診です。首の検査では、頸椎に変形や変性などがないか、頭部の検査では脳の状態や腫瘍があるかどうか、血管の状態はどうかなど詳しく調べます。脳ドックは、危険因子がなければ、90〜95%の確率で脳の病気を発見できます。 |
| Q; | どのような検査をするのでしょうか・・? |
| A; | 頭部と頸椎の骨の状態を調べるX線検査、脳全体の状態や脳の血管に梗塞があるかどうかを性格に把握するために、 頭部のCTスキャンやMRI検査を行います。 そして、MRAという検査では脳の血管状態を、脳波の検査では脳の活動状況を診ます。そのほか、脳の病気は全身疾患の一つとしてとらえなければいけないので、胸のX線単純撮影や、心電図検査、さらに、血管に狭窄がないかどうかを診るため、血圧測定を左右両方の腕で行います。 以上が基本的な検査ですが、施設によっては一般的な血液検査とか知能検査、栄養指導などもメニューに加えているようです。 このような検査で異常があれば、頭部のRI検査とDSAという血管造影撮影で、さらに精密な検査を行います。いずれも造影剤の放射性同位元素を注射し、脳の血管や血液の流れる状態をより詳しく調べ、コンピュータ操作で微細な血管の異常も発見できる精度の高い検査です。 |
| Q; | どの様な方が脳ドックを受けたらよいのですか・・? |
| A; | 脳の血管障害を引き起こす最大の危険因子は、血管の老化に伴う動脈硬化です。これに、遺伝的要素や個人の生活様式、つまり、喫煙や飲酒、アンバランスな食生活やストレスが原因となって、脳卒中などを引き起こします。ですから、一般的に40才以上の方が危険年齢といえますので、いわゆる中年以降の方が脳ドックの適齢期といえると思います。 しかし、糖尿病や高血圧症などは血管の老化を早め、動脈硬化の危険因子の一つに上げられていますし、これまでの実績からみても、若年性脳梗塞が認められる例も少なくないので、定期的な受診は30才代からでも早くはないと思います。 脳内出血や脳梗塞、そして、くも膜下出血などは、ある日突然おそってきて、命をも奪いかねない恐ろしい病気です。 くも膜下出血は、働き盛りの40才から50才代が発症のピークでもあります。 これらの脳血管障害の殆どは、早期発見によって未然に防ぐことができます。通常の健康診断や人間ドックでは頭部の精密検診は実施されません。 設備の整った専門病院で脳ドックを受診されることをお勧めいたします。 |
| Q; | ありがとうございました。 お話は、脳神経外科専門の札幌秀友会病院/院長/藤原秀俊先生でした。 |
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