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| 医療法人 横山外科クリニック 院長 横山 康弘先生 |
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| Q; | 今日は、横山外科クリニック/院長/医学博士/横山康弘先生に、脚の静脈瘤についてお話を伺います。 先生の治療法は新聞や雑誌で紹介され、これまでに2千人以上の患者さんを治療されてこられました・・・。 そこで、先生におたずねしたいのですが・・・、まず、下肢静脈瘤診断のポイントについて、教えてください。 |
| A; | はい、どんな病気でもそうですが、最初に、正しい診断が必要です。特に、脚の静脈瘤は、ボコボコと腫れていれば間違いないと、実は、検査もしないで治療を始める医療機関すらあります。しかし、見て明らかでも、治療してはいけない静脈瘤がありますし、逆に、見えていなくても、治療が必要な静脈瘤もあるのです。 たとえば、エコノミークラス症候群で有名な深部静脈血栓症などでは、静脈の本幹が血栓で詰まるため、迂回路として静脈瘤が出てきます。この静脈瘤は本幹が開通するまでは、脚の唯一の静脈ですから、手術で取ったり、硬化療法で潰してしまうと大変なことになってしまいます。したがって、血栓を溶かす薬を使って治します。 また、最近、脚の閉塞性動脈硬化症が増えておりますが、動脈硬化の人の静脈瘤を治療すると、動脈硬化が悪化することがあります。動脈硬化症は、自覚されていないことが多く、注意が必要です。 私どもの施設では、静脈瘤が明らかでも、血管脈波検査や超音波ドプラー検査などを使って、必ず、深部静脈血栓症や動脈硬化の合併がないか、チェックしています。 |
| Q; | 静脈瘤が見えていなくても、静脈瘤が疑われるのはどのような人でしょうか・・? |
| A; | 脚が太い人、むくみやすい人、脚に変な痛みを感じる人、皮膚科で治らない脚の湿疹や色素沈着がある人などは、静脈瘤が原因ということがあります。特に、脚の太さに左右差のある人や、脚がつりやすい人は、静脈瘤が見えていなくとも、一度専門の医療機関で検査を受けることをお勧めします。 必ず、超音波ドプラー検査を受け、外からはわからない、小伏在静脈瘤や交通技不全、慢性静脈不全症などを確認する必要があります。 |
| Q; | 先生・・、治療のポイントについて教えてください・・。 |
| A; | 下肢静脈瘤の治療法は、ストリッピング手術と硬化療法が有名です。一時、硬化療法がもてはやされましたが、単独では再発が多く、思わぬ合併症もあって、最近では、手術療法が見直されてきています。 しかし、従来のストリッピング手術では、大きく静脈を切除するので、私どもの施設では、合併症の少ない、選択的ストリッピング手術や、高位結紮術、フォーム硬化療法などを、患者さんの病状にあわせて施行しております。 選択的ストリッピング手術というのは、病気の部分だけを選択的に切除し、極力、自分の血管を残そうというものです。加えて、TLAや内翻という手技を用いて、術後の出血や神経損傷を予防しており ます。 傷も小さく、抜糸もありません。 硬化療法も、フォームという手技で合併症を予防し、美容的にも優れた治療に努めております。 |
| Q; | 先生の施設では、日帰り手術や、一泊手術はされていますでしょうか・・? |
| A; | はい・・。軽度のものは日帰り手術で行っています。しかし、腰椎麻酔などが必要な場合は、一泊二日から、患者さんのニーズにも拠り、 一週間くらいまで入院していただきます。 当然のことながら、今まで入院が必要であった静脈瘤が、急に軽症になって、全て日帰りで治るということはありません。 また、日帰り手術にするために、不十分な手術となっては元も子もありません。最近、私の施設では、忙しい方や、平日、家を空けられない方のために、重症の人を除き、土日一泊手術を始めました。土曜日に手術して、日曜日に合併症のないことを確認して退院していただき、月曜日からは元気に働いていただこうというものです。 ほかに、ソケイヘルニアなども、土日一泊手術をしております。 |
| Q; | 健康保険は利くのでしょうか・・? |
| A; | 手術や硬化療法は、全て、保険適応となります。手術と硬化療法を併用しても、手術の費用しかかかりません。 また、土日一泊手術でも、平日手術と費用は変わりません。 |
| Q; | どうもありがとうございました・・・。 横山外科クリニックは、日本外科学会認定制度の学会関連施設に認定されていて、手術を担当する横山先生と前田先生は、日本外科学会指導医に認定されていらっしゃいます。 今日のお話は、横山外科クリニック/院長/横山康弘先生でした。 |
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