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| 医療法人社団 神谷レディースクリニック 院長 神谷 博文先生 |
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| Q; | こちらでは、人工授精について、一般の不妊治療から体外受精など、技術的により高度な不妊治療に一貫して取り組んでおられる、 神谷レディースクリニック/院長/神谷博文先生にお話を伺います。 先生、よろしくお願いいたします。 |
| A; | はい・・。 不妊症は、色々な検査でその原因を診断し、不妊期間、これまでの治療歴、年齢などを考慮し、
ホルモン剤などの投与や外科的な手術など、症状にあわせた治療を行うのですが、原因不明の不妊も往々にして存在しますので、なかなか妊娠が成立しない場合も多々あります。 一般的に、性交タイミング指導でも妊娠しない場合に、先ず、配偶者間人工授精を選択し、経過を観察します。 患者さんの50%は、これらの一般不妊治療で、2年から3年以内に妊娠しますが、それでもだめな場合は、次の段階として、体外受精へと治療が進んでいきます。しかし不妊の原因によっては、始めから配偶者間人工授精や体外受精、顕微受精を必要とする時もあります。 |
| Q; | 配偶者間人工受精とはどのようにするのですか・・? |
| A; | タイミング療法で妊娠しない人や、男性不妊の問題を解決するために、夫の精子を直接子宮の奥深くに注入し、精子の遡上を助ける治療法です。用手法によって採集された精子を、スイムアップ法や遠心分離器などで細菌や異物を除去し、活動精子を濃縮にして使用しますが、注入は、自然の排卵周期で行う場合と、排卵誘発剤を用いて積極的に行う方法があります。1回あたりの妊娠率は10%前後ですが、この方法だと、6回位で妊娠率が大きく低下するので、治療回数は6回位が一応の目安になります。 |
| Q; | 体外受精など、高度生殖医療についてお伺いしたいのですが・・? |
| A; | 1978年に、イギリスで初めて体外受精による出産例が報告されてから、全世界にこの治療方法が拡がりました。現在、日本では出生児の約1%、1万人以上の赤ちゃんが、このような高度生殖医療による恩恵を受けていて、今では不妊症の治療法の一つとして、社会的にも認められています。体外受精・胚移植は、高度な卵管因子の症例に行っていましたが、現在では、従来の治療で妊娠しない長期難治性不妊にも、適応が拡大されています。 排卵誘発剤を用いて複数の卵子を採取し、試験管内で精子と受精させて、2〜3日培養し、受精し分割した卵子を子宮内に戻すというのが体外受精です。一般的には、2個から3個の受精卵/胚を子宮に移植するのですが、使わずに残った胚は凍結保存して、次回に使用することができます。 体外受精の場合、精子の数が10万匹以上いれば可能ですが、受精しない症例や極端に精子の少ない症例は、直接卵細胞質内へ精子を1匹注入する、顕微受精という方法が必要になります。この方法なら、卵子の数だけ精子があれば、受精させることが出来ます。 無精子症の場合でも、精巣内から直接精子を探し出して行う事が可能で、いずれも1回の治療で20%から25%程度の妊娠率を期待する事ができます。 |
| Q; | 先生・・、高度生殖医療には、そのほかにどのようなものがありますか・・? |
| A; | 最近では排卵誘発法を行わないで、未熟卵子を採取して体外培養を行い、卵を成熟させて受精卵を得る方法や、受精卵が着床し易くするために、卵の外側の透明帯を薄くするアシステッドハッチング法、そのほか、着床直前の胚盤胞まで培養し、よい受精卵を選別して着床率を上げる方法、そして、着床のタイミングを合わせる為の、より積極的な胚凍結移植法などがあります。 私たちは、常に患者さんの妊娠率の向上を考え、色々な方法を組み合わせて治療を行っています。不妊はあくまでもご夫婦の問題です。正しい知識と情報を得てあきらめずに努力することが大事です。今では、このような高度生殖医療で不妊のご夫婦の70%以上が妊娠に成功しています。 |
| Q; | ありがとうございました。不妊に悩むご夫婦は、一度専門医にご相談してはいかがでしょうか・・・。 お話は、神谷レディースクリニック/院長/神谷博文先生でした。 |
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