情報番号7058日帰り手術と土日一泊手術


医療法人 横山外科クリニック
院長 横山 康弘先生


Q; こちらでは、横山外科クリニック/院長/医学博士/横山康弘先生に、日帰り手術、土曜日曜の一泊手術についてお話を伺います。

先生は、脚の静脈瘤治療で有名ですが、外来の日帰り手術や短期入院手術にも積極的に取り組んでいらっしゃいます。

そこで、この日帰り手術などについて、色々とおたずねしたいと思います。先生・・、よろしくお願いいたします。



A; はい。最近の手術手技の向上や、患者さんのニーズ、医療費抑制の観点から、日帰り手術や短期入院手術は、時代の流れにといえます。しかし、一方では、術後の痛みや出血などの、合併症に対する不安は消えません。

麻酔をどうするかという問題もあります。日帰り手術にこだわって、痛みを我慢しながら手術を受けたり、不十分な手術になっては本末転倒です。

また、術後の出血などは、普通、手術をした日の夜に起きるのですから、日帰りである程度の手術を行う場合、バックベッド、すなわち、いざという時の入院施設が必要ですし、全身麻酔にも対応できる施設が必要です。

一方、札幌のような都会では、情報がつかみにくいため、従来の簡単な外来手術でも、どこに頼んでよいか分かりにくくなっています。



Q; 先生の施設では、どのような外来手術をしているのですか・・?



A; 外来日帰り手術としては、皮膚、皮下腫瘍やほくろ、いぼの切除術、乳腺の良性腫瘍、ばね指の手術、陥入爪や巻き爪の手術、簡単な静脈瘤手術、硬化療法などがあります。外来日帰り手術といっても、24時間連絡が取れるようにしておりますし、手術した翌日には、傷を確認させていただきます。

これらの手術は、局所麻酔で十分可能ですから、日曜日以外、いつでも手術ができます。

最近のトピックスとしては、陥入爪や巻き爪に対し、NHKでも放送された、超弾性ワイヤーによる爪の矯正やコットンパッキング法を始めました。ワイヤー矯正は、歯科矯正のように、半年ほどかけて、変形した爪を矯正してあげるもので、切らないので痛くない治療ですし、一ヶ月に一回の通院ですみます。

しかし、腰椎麻酔以上の麻酔が必要な手術や、大腸ポリープなどの内視鏡手術は、原則として、入院が必要と考えております。



Q; ヘルニアや下肢静脈瘤、内痔核の手術はどうでしょうか・・。



A; ソケイヘルニアや下肢静脈瘤、内痔核の手術は、検査後、軽度のものは外来で手術しますが、一般には入院が必要になります。麻酔や手術法が工夫され、昔より、術後の痛みや出血などの合併症は減っていますが、皆無というわけではありません。

たとえば、ソケイヘルニアの手術では、昔のように直接縫い合わせることはせずに、人工的なメッシュを入れ、傷に緊張がかからないように改良されましたので、再発や痛みが減りました。

しかし、専門医が手術しても、数日は痛いという人が大半です。内痔核の手術も、半閉鎖法といって、昔より随分と痛みは軽減されてますが、やはり、手術後は、痛みや出血、お便に関する注意が必要です。

また、手術や麻酔の影響で、お小水が出づらくなることがあります。私どもの施設では、重大な合併症が起きたことはありませんが、これらの手術に際しては、少なくとも、手術後一泊は、入院されるのが無難であると考えております。

最近、私どもの施設では、ソケイヘルニアや下肢静脈瘤の患者さんで、平日家を空けられない方、忙しい方のために、土日一泊での入院手術を始めました。土曜日に手術して、日曜日に出血などの合併症がないことを確認し、退院していただくというものです。当然、通院できない方など、希望されれば、入院の延長も可能です。ただし、内痔核につきましては、すぐに座って働くというわけにはいきませんので、手術後、一・二週間くらいは、仕事は休まれた方がよいでしょう。



Q; 先生、日帰り手術や短期入院手術で注意することはどんなことでしょうか。



A; 今まで入院して手術の準備をしていたり、入院して術後の管理をしていたものが、患者さんの自己管理、自己責任になるわけわけです。

担当医師とよくコンタクトを取り、適切な準備をして、治療を受けるようになさってください。また、術後のスケジュールにも、余裕を持って手術に臨む事が必要です。



Q; 健康保険は利くのでしょうか・・?



A; 巻き爪の超弾性ワイヤーと、静脈瘤の弾性ストッキングは実費となりますが、私の施設で行っている手術自体は、全て、保険適応となります。

また、土日一泊手術でも、平日手術と費用は変わりません。



Q; どうもありがとうございました・・・。

横山外科クリニックは、日本外科学会認定制度の学会関連施設に認定されていて、手術を担当する横山先生と前田先生は、日本外科学会指導医に認定されていらっしゃいます。 また、横山先生は麻酔科標榜医の資格もお持ちになっています。

今日のお話は、横山外科クリニック/院長/横山康弘先生でした。




 BACK



*当サイトに含まれるすべてのコンテンツの無断転載・複写等を禁ず。
  また、当サイトへの無断リンクを禁ず。